WEB内覧会 - 照明計画と夜のLDK
今回は照明の話です。
以前も書きましたが、我が家の照明計画はすべて自分で作りました。
コンセプトだけ伝えてダイワハウスに作ってもらったプランが、あまりにもイメージとかけ離れていたので、これはもう自分で作るしかないなと。
現在の2倍近くの数の照明が配置されてましたからね。そのまま進めていたら、どうなっていたことやら・・
すまいのあかり設計集
プランを作るにあたり参考にしたのがこちら。
すまいのあかり設計集2017-2018 | 照明器具 | カタログ | Panasonic
設計集と銘打ってはいますが内容はむしろ教科書です。基本的な考え方から実践的なプランまで、照明に関する知識をひと通り学ぶことができます。正直、中途半端な専門書より、よっぽど役に立つのではないかと。照明を検討している方は必読ですよ。
我が家の照明計画
我が家の照明計画ですが、基本方針は以下の二つです。
- 明暗のメリハリのある落ち着いた空間
- 主張しないデザイン
これを実現するため、ダウンライトを中心とした多灯分散型のプランとしました。
ダウンライトは、配置や組み合わせによって、自分のイメージする光を自由に作り出せるのが魅力ですね。カタログに照度分布図が掲載されているので、最終的な仕上がりも比較的イメージしやすかったです。
基本的に、空間に対する光量はそれほど重視せず、テーブルや壁をどう照らすかということをメインに考えながら作っていきました。
リビング
- ダウンライト(電球色、100型、拡散、調光式)
- コーニス照明(電球色、調光式)
- フロアライト(電球色、40型)
リビングは、ダウンライト3灯でベースの明るさを確保しつつ、コーニス照明とフロアライトで壁面の明るさを作っています。ダウンライトの位置は部屋の中央からあえて外し、テレビ・ソファ・腰窓のラインに揃えました。
ダウンライトとコーニス照明は調光式。普段は70~80%くらいで丁度いい感じです。映画なんかを見る時はダウンライトを消して、コーニス照明を50%くらいにしています。
コーニス照明はパナソニックのLGB50147LB1。二つ並べて配置しました。
パナソニック(Panasonic) 明るさフリー建築化照明スタンダードタイプ(L1200)電球色 LGB50147LB1
壁面をきれいに照らすためには、開口部の広さや奥行をきちんと計算する必要があります。適当に取り付けると、床に不自然な影が出てしまったりするので、事前にちゃんとチェックした方がいいです。
DIYでケーブルを短く加工したフロアライト。低い位置にあかりを作ると、くつろぎ感が増して落ち着いた雰囲気に。
パナソニック(Panasonic) LEDアッパーライト40形電球色SF072W
光源が視界に入るとまぶしいので、ソファや観葉植物の後ろに仕込むのがオススメです。立体感が強調されて視覚的にも面白いです。
壁スイッチでオンオフできるよう、ここには照明専用のコンセントを付けてもらいました。こういう照明って点けるのが面倒だと、結局使わなくなってしまうんですよね。
ダイニング
- ダウンライト(電球色、60型、集光)
- ダウンライト(電球色、60型、拡散、ユニバーサル)
- ブラケット(電球色、60型)
壁を照らしているダウンライトは、向きを変えることができるユニバーサルタイプです。横幅3640の壁を1灯で照らしているので、さすがに隅の方は暗くなりますが、このくらいの明暗がある方がむしろ好みだったりします。
ダイニングといえばペンダントが定番ですが、ダウンライトもなかなかいいです。空間がスッキリしますし掃除も不要。料理に埃が落ちる心配もありません。
ブラケットはパナソニックの LGB80551 LB1。HomeArchiシリーズのコンパクトなキューブ型照明です。
デザインで魅せるタイプの照明とは真逆のアプローチ。スイッチやリモコンに馴染む、このさりげなさがいいのです。
キッチン
- ダウンライト(電球色、100型、拡散)
- ダウンライト(昼白色、60型、集光)
1がベースライトで、2が手元のあかりです。同じダウンライトではありますが、目的に合わせて色温度と配光を変え、それぞれに最適な光を作っています。
こういう使い分けができるところが、ダウンライトの面白さだと思います。
以上、照明計画と夜のLDKでした。
まとめ
照明計画は我が家の中でも特にうまくいったと感じている部分です。リスクもありましたが、プランを自作することで100%自分好みの空間を作ることができました。
照明って、予算がなくても頑張り次第で良いものにできるので、家づくりの中でも特に取り組みがいのあるテーマだと思います。
これから照明を検討される方、悩むことも多いと思いますが、上記の内容が少しでも役に立てば幸いです。
メーカーから良いプランが出てこない時は、思い切って自作するのも楽しいですよ。
ではまた!