WEB内覧会 - 内装基本計画
引っ越しから一週間が経ちました。
荷物の片づけやら住所変更の手続きやらで、慌ただしい日々を過ごしております。
新居の暮らしはすこぶる快適です。以前住んでいた賃貸アパート(メゾネットタイプ)から床面積で約二倍広くなったんですが、動線の長さや住みづらさみたいなものは一切感じないですね。むしろ、それぞれの部屋が近くなったような印象で、早くも平屋の良さを実感しております。
見慣れぬ家におびえていた猫も今ではこの通り。
にゃー
まあ、そんなわけで、そろそろ内覧会的なものをと考えているんですが、各部屋の紹介を始める前に、内装の基本的なコンセプトや共通となる仕様についてまとめておこうと思います。
基本的な考え方
まず、クロス、床、巾木、サッシの色はすべての部屋で揃えました。寝室や子供部屋だけテイストを変えたりとか、そういうのは一切なしです。
「家全体で統一された空間を作りたかった」というのがその理由ですが、単純に選ぶ手間も減らせますし、発注・施工のミスも防げたりと良いことづくめでした。
壁面はホワイトで揃え、シンプルですっきりとした空間を目指しました。ゴテゴテと装飾を重ねるのではなく、余白・陰影・バランス・素材感を楽しもうというコンセプトです。
床
明るい床は嫌だという妻と、中途半端な色にはしたくなかった自分。消去法で暗めのフローリングとなりました。
朝日ウッドテックのライブナチュラル、ブラック・ウォールナットです。
ライブナチュラルを選んだのは、突板なので一応は天然木の表情が味わえることと、ワックス不要のお手軽さというバランスを総合的に考えてのことです。
本当はライブナチュラルプレミアムにしたかったんですが、予算の都合で断念しました(家全体でプラス200~300万)。でも、せめて2枚はぎにはすべきだったかもしれません。幅が狭いとウォールナット特有の美しい木目が活きないんですよね。
部屋が暗くなるのではと心配していたんですが、実際には全く問題なかったです。
ホコリなどの白い汚れはそれなりに目立ちますが、覚悟の上なので不満はありません。むしろ、こまめに掃除するようになって良かったんじゃないかと。
床(水回り)
水回りの床はサニフィットフロアという水回り専用フローリング(ダイワオリジナル?)で、こちらもウォールナット(柄)です。
樹脂系素材で表面はつるっとしていますが、幅広で木目もリアルに再現されているので、安っぽさは感じません。むしろ、ぱっと見の印象はライブナチュラルより上なんじゃないかという疑惑が・・
どうでしょう。結構リアルじゃないですか?
クロス
クロスはダイワハウスのオリジナルクロスで、型番はDHV8002。性能などは気にせず、完全に見た目だけで選びました。
ダイワハウスのクロスには、DHBとDHVという二つのラインナップがあり、DHVはオプション扱いです。DHVはDHBに比べて薄く、乾燥する時期には継ぎ目に隙間ができる可能性があると説明されたんですが、ネットで調べると真逆のことが書いてあったりして、真相はいまだによくわかりません。
照明を当てた時に生まれるやさしい陰影がいい感じ。
室内ドア
室内ドアはダイワハウスの標準品で、A2タイプと呼ばれる化粧シート貼りのフラットなドア。以前、別の記事でも書いたように、室内ドアは標準で2400のハイドアになります(ドア枠は付きますが)。
色は、収納や水回りはアニグレ(ホワイト)、居室はウォールナットと、役割や重要性によって使い分けました。
いわゆる情報デザイン的なアプローチですね。長いことシステム開発の仕事をしていたので、そのあたりの考え方が、家づくりにもチラホラと出ています。
見た目的にも、うまくまとまったと思います。
窓
窓はアルミ樹脂複合サッシとLow-E複層ガラス(遮熱タイプ)の組み合わせです。また、すべての窓を防犯合わせガラスにしています。平屋ということで、侵入しやすい窓も必然的に多くなるので、最低限このくらいの対策は必要だろうと考えました。
防犯ガラスに付くCPマーク。「シールの存在自体に防犯効果がある」というのは分かるんですが、ちょっと受け入れがたい見苦しさですよね。
サイズやデザインをもう少し考えてくれればいいのに・・
スイッチ・コンセント
スイッチ、コンセント類はパナソニックのアドバンスシリーズ。
当初はダイワの標準品を使う予定でしたが、パナソニックのショールームで見たアドバンスシリーズに一目惚れし、仕様決めの終盤にすべて入れ替えてもらいました。差額は家全体で5万円程でした。
デザイン優先でラベルは入れていません。野暮ったくなるし、どうせ使ってるうちに慣れると思うので。
スイッチって他の要素に比べたら地味ですけど、毎日使うものだし、目線に近い場所に設置されるので、実は家の印象に大きく影響するんですよね。適当に決めてしまいがちな部分ですが、できるだけこだわるべきだと思います。
以上、内装の基本的な仕様について、駆け足で紹介してみました。
次回は玄関を紹介しようと思います。
ではまた!